2016/1/13

こんな記事がありました(死にたいと思う心理 番外編)

現在、心理学講座「死にたいと思う心理」を連載中ですが、それに関するちょっとした記事をいくつか見つけました。

 

「死を意識した人がとる5つの行動」

 

http://matome.naver.jp/odai/2143816421634479901

 

この記事では、論文から「死」を意識した人が無意識にしてしまうことを5つ紹介しています。

 

 

1,法や秩序に敏感になる

2,生命を意識させる行動を避けるようになる

3,自分の名前を後世に残そうとする

4,自分の政治的な立場にしがみつくようになる

5,より攻撃的になる

 

まあ海外の論文ですから、必ずしも日本人に当てはまるかどうかわかりませんが、一般常識としてわからなくはないです。

 

これは私の個人的な見解ですが、

 

英雄色を好む

 

ということわざがあります。

 

まあ当然英雄ですから、それだけ魅力のある人といえるでしょう。

モテるわけですよ。

でも、それだけではなく、英雄はいつも命の危険にさらされている人が多かったりしますよね。

そうすると、どこかで「何か」を残そうとする無意識が働いていたのかもしれない、なんて考えてしまいます。

 

実際には跡継ぎ問題や当時の社会情勢なども影響している可能性もありますけどね。

 

 

私個人の見解として、ベースには「死」を意識した時に恐れを感じてしまうんだろうなと。

 

そして、その恐れの感情とどう向き合っていくかによって、上記のような行動になったり、また違う行動をしたりするのでしょうね。

 

 

 

以前聞いた話なので、多少私の脚色も入っているのですが、ある中の良い夫婦がいました。

 

夫は唐揚げが大好きで、妻は夫のためにたくさん唐揚げを創ってあげました。

 

しかし、夫は胃もたれがするといって唐揚げが食べられなかったのです。

翌日、夫は家に帰ってきませんでした。

何日も何日も帰ってきませんでした。

会社に連絡したら、なんと退職していました。

 

行方不明になっていたんです。

 

妻は夫を探しました。

しかし、夫の行方はつかむことができませんでした。

 

3か月後、アフリカのとある国の大使館員を名乗る男から電話がありました。

ご主人が亡くなられました、と。

 

聞いたことすらないような国で、なぜ夫が!

とるものもとりあえず大使館に行きました。

そこで、行方が分からなくなってからの夫の行動がわかりました。

 

どうやら夫は唐揚げが食べられなかった翌日、医者に行ったようで、そこでがんを宣告されたそうです。

 

余命はわずか数か月。

 

夫はその足で会社を辞め、単身アフリカへ渡り、貧しい国の貧しい村へ行き、井戸を掘っていたそうです。

 

夫と再会した妻は、夫の安らかな顔をみて、怒る気持ちもなえてしまったそうです。

 

 

このお話の賛否はいろいろあると思いますが、死を意識した時の人の行動の一つと言えるでしょうね。

 

死を意識した時、人は何を思うか。

 

それは、死を真正面に意識した人しかわからないことかもしれません。

今からそれを気にしても仕方がないことでしょう。

 

大切なことは、今を全力で生きることかな、と私は感じています。

自分が死ぬ3分前に、自分の人生を振り返って、笑って死ねたら幸せかな、と私は感じていますのでね。

 

まあ今死んでもそう思えますけど(笑)

 

ここのところこんな話ばかり続いているのは、117日が近いからなのかもしれませんねぇ。