2015/09/24

ボーイスカウトの思い出

先日、友人とランチをしていたときの事です。
ちょっとした事で、私が昔ボーイスカウトにいた話になりました。

まあボーイスカウト時代の私は、ネタの宝庫です。
えっ! 今でもネタの宝庫ですって?
当時は当時でいろいろネタがあったんですよ(笑)

今と違って、当時は登山道具なんてそれほどありませんでしたから、まずいろんな道具がすごかったですね。
水筒なんかは自衛隊のお古だったり、コッフェルなんかは米軍のお古だったり、今ではアーミーショップに行った方が手に入るんじゃないか、というものを使っていましたね。
登山ショップに行って買えたのは飯ごうと五徳ナイフくらいでしょうか。

当時はテントも自衛隊のお下がりのような重厚なテントで、総重量が40キロ近くあったと思います。
それをグループ6〜8人で分担して担いで山を登ったりしていましたからね。
まだ小中学生の頃ですよ。

今は本当に道具がよくなったと思います。

爆笑だったのが、12月頃に山の傾斜地にテントを張って5人で寝ていたんです。
私は下から2番目に寝ていたのですが、明け方になって寒くて目が覚めたら、隣にいたはずの一人(傾斜の一番下側で寝ていた人)がいないんですよ。
トイレに行ったのかな、と思ったのですが、寝袋ごとないので、これはおかしいと思ったんです。
よく見ると、テントの底の部分が空いていて、そこから覗いてみたら。

傾斜の一番下の沢のそばに、見慣れた紺色のこんもりした固まりが。
あれは間違いなく寝袋です。

彼は、傾斜を寝袋のままテントから飛び出し、20メートルくらい下流の沢のそばまで転げ落ちて、そこで寝ていたんです。
初め見たときは、「死んでないか?」と思いましたが、一応動いたので大丈夫かなと。
しかし、12月の山の中で寝袋だけで沢のそばで寝てる、というのも、なかなかインパクトがありましたよ。
そこまでして起きない友人に一番びっくりしましたけどね。

その他にも、私と一緒に行動すると遭難するというジンクスがあるくらい、たっくさん遭難しました(笑い事ではないけど笑い話)

岡山でキャンプしていて、道に迷って鳥取県境に来てしまったりとか。
雪が積もった田んぼからスキー板を履いたまま2メートル以上下に落ちたとか。
そりに引かれたとか。
崖から仲間が落ちてきたりとか。
放火現場に出くわして消火活動したりとか。

これだけ聞いたら、「ボーイスカウトって危ない!」と思うでしょうね。

ええ、こんな経験をしているのは私だけですよ、ほんと。
実際にはもっとあるんですよ。
ここには書いてないだけでね。

実際、このボーイスカウトの経験は、後の震災や四級船舶免許を取るときに非常に役に立ちました。
また、あるもので必要なものを作る技術も身につけましたね。

キャンプで最初にする事は、木の枝をナイフで削って箸を作る事でしたしね。

私のような体験はもちろんですが、する必要はありません。
単に私にネタの神様がついているだけですからね。

でも、経験した事は無駄にはならない、というのは、今になってすごくよくわかります。

わずか5年間でしたが、私にとっては、ネタに困らない5年間となりました。
いやいや、貴重な体験をした5年間でした(笑)



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