原因を見つける大切さ
ここのところ、タブレットが調子が悪くて、よく画面が映らなくなっていました。
応急処置としてクリップで本体を挟むと、なぜか移るようになるんです。
おそらく一回落としたのが原因でしょうね。
で、それで2か月ほど頑張っていたのですが、このたび何をやっても画像が出なくなりました。
普通にいえばご臨終です。
さすがの私も、あきらめて新しいのを買おうかとネットを見たら、まあどれも高い高い。
いかにこのタブレットを安く購入したか、こういう時に実感しますね。
ならば直せるなら自分で治すしかない、ということで、タブレットの分解を決行しました。
パソコンやiPodはしょっちゅう分解しておりますので、まあ開け方さえわかればなんとかなるかなと。
で、中を開けてみたら、特に目視で悪いところはないんですよ。
でも、あるポイントに圧力をかけると、接触がよくなることを見つけ、その部分にちょっとした細工をしてふたを閉じました。
何をしたかというと。
ただ紙を折ってバッテリーとカバーの間に挟んだだけです。
これだけで、以前よりも快適に動くようになりました。
まあ原因さえわかれば対処法はいろいろと考えつくものです。
でも、原因がわからないとどうしていいかわかりませんので、結果そこで直すことをやめてしまうわけです。
これって、心の問題も同じだと思うんですよね。
現実に何かが起きている、問題がある。
でも、その原因がよくわからない、もしくは、間違ったものを原因としてとらえている。
これではどうしようもないし、やってみても見当違いなことをしてしまいますから、結果現状は変わらないし、問題も解消しないわけです。
でも、本当の原因となるものを見つけることができれば、または気づくことができれば、対応方法も対処法も、問題に対する取り組みもより効果的なものができるわけです。
そして、今回のタブレットのように、必ずしも原因そのものを完全に解消できなくても、ちょっと工夫をすることで、原因を無効化できるわけです。
心もたぶん同じで、原因があっても、やり方次第で原因そのものを無効化できれば、生活に支障は出なくすることはできる。
それだけ、原因を特定するのは、重要といえるでしょうね。
心の問題の場合、原因を特定することの多くを「気づく」という形で行います。
カウンセリングのプロセスの8割は「気づいてもらうため」のプロセスですから、やっぱ大切なんですよ。
頑固な人は、この「気づき」を拒否しますから、カウンセラーはしんどくなるわけですね。
わかってしまえば怖くない。
2回目のお化け屋敷と同じ。
皆さんにもたくさんの気づきがありますように。
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