2015/09/13

原因を見つける大切さ

ここのところ、タブレットが調子が悪くて、よく画面が映らなくなっていました。

応急処置としてクリップで本体を挟むと、なぜか移るようになるんです。

おそらく一回落としたのが原因でしょうね。

 

で、それで2か月ほど頑張っていたのですが、このたび何をやっても画像が出なくなりました。

普通にいえばご臨終です。

さすがの私も、あきらめて新しいのを買おうかとネットを見たら、まあどれも高い高い。

いかにこのタブレットを安く購入したか、こういう時に実感しますね。

 

ならば直せるなら自分で治すしかない、ということで、タブレットの分解を決行しました。

パソコンやiPodはしょっちゅう分解しておりますので、まあ開け方さえわかればなんとかなるかなと。

 

で、中を開けてみたら、特に目視で悪いところはないんですよ。

でも、あるポイントに圧力をかけると、接触がよくなることを見つけ、その部分にちょっとした細工をしてふたを閉じました。

 

何をしたかというと。

 

ただ紙を折ってバッテリーとカバーの間に挟んだだけです。

 

これだけで、以前よりも快適に動くようになりました。

 

まあ原因さえわかれば対処法はいろいろと考えつくものです。

でも、原因がわからないとどうしていいかわかりませんので、結果そこで直すことをやめてしまうわけです。

 

これって、心の問題も同じだと思うんですよね。

 

現実に何かが起きている、問題がある。

でも、その原因がよくわからない、もしくは、間違ったものを原因としてとらえている。

これではどうしようもないし、やってみても見当違いなことをしてしまいますから、結果現状は変わらないし、問題も解消しないわけです。

 

でも、本当の原因となるものを見つけることができれば、または気づくことができれば、対応方法も対処法も、問題に対する取り組みもより効果的なものができるわけです。

 

そして、今回のタブレットのように、必ずしも原因そのものを完全に解消できなくても、ちょっと工夫をすることで、原因を無効化できるわけです。

心もたぶん同じで、原因があっても、やり方次第で原因そのものを無効化できれば、生活に支障は出なくすることはできる。

 

それだけ、原因を特定するのは、重要といえるでしょうね。

心の問題の場合、原因を特定することの多くを「気づく」という形で行います。

 

カウンセリングのプロセスの8割は「気づいてもらうため」のプロセスですから、やっぱ大切なんですよ。

 

頑固な人は、この「気づき」を拒否しますから、カウンセラーはしんどくなるわけですね。

 

わかってしまえば怖くない。

2回目のお化け屋敷と同じ。

 

皆さんにもたくさんの気づきがありますように。

 


カウンセリングスタディスクール トップページへ