動物のおはなし
今週に入ってから、東京は随分と過ごしやすい気温になってきました。
冷房にとんと弱い私にとっては、とてもありがたい毎日です。
先日、一日の用事も終わり、のんびりと寝っ転がってビデオを見ていたんです。
ふとお茶が飲みたくなり、起き上がった時、網戸の向こうに何やらうごめくものが!
近所の野良猫でした。
我が家のベランダは時々猫が迷いこんでくるようで、去年は私の目の前で赤ちゃんを産んだりしてますからね。
我が家のベランダは、私がいなければ、猫にとっては快適な場所のようです。
で、私が猫がすぐに逃げると思ったのですが、猫はそのまま動きません。
じ~っと猫とアイコンタクトが続きます。
ただただ見つめ合う一人と一匹。
さすがにこのままいるわけにもいかず、起き上がったら猫はどこへともなく去っていきました。
そういえば昔、まだ神戸に住んでいた頃、ベランダでタバコを吸っているときに、目の前を3匹の子タヌキが横切り、その時も子タヌキとアイコンタクトをした記憶があります。
ベランダ横の駐車場のビワの木のビワを取りに来ていたようです。
当時住んでいたところは、近所に森があってタヌキだ、イタチだと動物がまだ結構いたんですよね。
土砂崩れ対策でコンクリートになってしまって、もうタヌキたちの姿を見ることはなくなりましたけどね。
このコラムを書いていて、ふと感じたことが、最近自然に全然触れていないなぁ、ということです。
私は山育ちですので、やっぱ森の中や里山のほうが落ち着きます。
今年沖縄に旅行に行った時も、海岸にいたのはほんの10分程度で、あとはひたすら島を一周するか、森のほうへ入っていきましたからね。
しかし、動物とアイコンタクトをすることは多くても、動物になつかれるわけではありませんねぇ。
私の知り合いには、異常に動物になつかれる人はいましたけどね。
すごく猫になつかれる元カノとか、犬と見れば見境なく触りに行く後輩とかね。
そういえば、動物の話でこんなのがありました。
私の友人の話ですが、神戸のとあるキャンプ場でキャンプをしていたんです。
食事も終わり、酒もしこたま飲んで、さあテントで就寝となり、全員テントに潜り込みました。
しばらくして、テントの外から
「ごろごろごろごろ、ど~~ん」
と音がしたんです。
テントにいる友人が、何だろうと思ってテントのチャックを開け、外を見てみたんです。
彼は数秒後、何も言わずにチャックを締めました。
青ざめた顔で言います。
「なんかでっかいのが、食糧あさってる・・・」
別に友人がのぞいてみると、それは大きなイノシシでした。
どうらや夕食の食べ残しをそのまま放置していたらしく、それを狙ってキャンプ場に出てきたみたいです。
イノシシは食べ残しを平らげ、そのままテントへ近づいてきます。
そして、テントの中へ突進してきました。
実は、友人の一人が食料をテントの中に持ち込んでいたんですよね。
その匂いにつられて、イノシシがテントに押し入ってきたそうです。
さあ、テントの中は大混乱。
食料は全てイノシシに持っていかれ、テントは大破!
2泊3日のキャンプは、一泊2日とあいなりましたとさ。
山でキャンプをする時は、テント内に食料などは持ち込まないように、気を付けましょうね。
ユーコン川などでは特に危険ですからね(わかる人にはわかるネタです)
お粗末様でした。
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